みょーじ
民法第750条(夫婦の氏)
夫婦は、婚姻の際に定めるところに従い、夫又は妻の氏を称する。
というわけで、日本において結婚する際には夫婦どちらかの名字を変えなければいけないわけですが、親が将来の結婚相手の名字を想定して名づけを行ったりすることができるわけはもちろんありませんから、改姓に際しなんか変なことが起こりうるのは容易に予想が付きます。
よく言われるのが、新しい名字と名前が合わさるとなんか別の言葉になるパターン。
例えば、宇津野さんという人がアイドルマスターミリオンライブの宮尾美也と結婚すると『うつのみや』が出現します。
さらに、名字にもなりそうな名前の人がその名字と結婚したせいで、名字と名前が同じになってしまうパターン。大神環が将来玉木さんと結婚したらたまきたまきになってなんか円環の理って感じになりますし、真壁瑞希が水木さんと結婚したらハナミズキ並木が出現します。
それはそうとして。
久しぶりにブログの編集画面を立ち上げるほど、私はいったい何に気になっているのかというと、『男女両方にあり得そうな名前』について。
というのも、今挙げた名字にも下の名前にもなりそうな名前とか、名字と合わさると変な言葉になりそうな名前ってあんまりないような気がするんですよ。ましてや結婚相手になりそうな人がピンポイントでその片割れであるなんてことはめったにないはずです。
しかし、男女平等がトレンドで何事につけても「あんまり男らしく/女らしく」が好まれない現代、LGBTなども考慮してユニセックスな名前を付けるというのが少しだけ流行っているために、結婚相手が同じ名前だった！ってのは先述の二つよりかなりの確率で発生するのではないでしょうか？
例えば、さっきから散々所属アイドルの名前をいじくり倒しているアイドルマスターミリオンライブには伊吹翼というアイドルがいます。
つばさ(かわいい方)
そして、アイドルマスター sideMには柏木翼というアイドルがいます。
さて、この際あらゆる解釈や設定や地雷を全て無視してこの二人が結婚するとしましょう。名前つながり×アイマスのいわゆる歴代信号機ユニットの黄色組を担当する二人なので翼×翼というカップリングがあってもおかしくないはずです、ってかこのカップリング字面から受け攻めが分からないのいいな
もちろん、すでに名前が売れている芸能人として名字が変わるのは恐らくいろいろとよろしくないので(とか言って荒井由実→松任谷由実とかいたりしますが)、芸能活動自体は旧姓でしていくことにはなると思うのですが、現在の日本においては、先述の民法750条の規定によって翼か翼のどちらかが(どっちだよ)本名は改姓しなければなりません。
すると、戸籍上は柏木翼が(もしくは伊吹翼が)二人出現することになるではありませんか！
最も身近な人間が同姓同名ってどうなのよ。
少し想像してみましょう。夫婦を知る周りの人間は割と簡単に呼び分けられるでしょう。『奥さんの方』『旦那さんの方』とか、旧姓を使って『柏木の方』『伊吹の方』とか言えばいいですね。
では、家では？ 夫婦って普通相手を呼ぶときは下の名前だと思うのですが(パパとかママとか代名詞を使ったりする家庭もありそうだが)、先に帰ってきた翼が子供とテレビを見てると翼が帰ってきて
「おかえり、翼～」
「あ、ただいま翼～」
どっち？？？？
右翼と左翼か？？？片方の翼しかないけど二人そろえば飛べる的なアレか？勝手に尊いな。
とか、
もしくは固定電話がかかってきたりすると、
「失礼します、283プロのものですが、柏木さんのお宅でいらっしゃいますでしょうか」
「はい」
「翼さんは今おられますでしょうか」
「オレが翼ですが」
「(あれ、いつの間に性別変わってんだろう……)あ、はい、次のテレビ番組でのうちの八宮との共演についてなんですけれども……」
なりません？
まあ流石に相手がプロダクションともあれば芸能事情に詳しそうなのでならないでしょうけど、仕事で電話かけてきてる人とか、片方としか親交がない人とかは特に。
……という、(このブログで社会の話するのはやなんでここでは夫婦別姓についてなんにも言わないですが)改姓のはらむカオスについての話でした。もし身近に同姓同名夫妻がいたらどんな感じの生活になっているのか教えていただきたいです。
というわけで、あらゆるアイマスアイドルを勝手に結婚させて多数のオタクの地雷を踏みにじったところで今日はここまで。
