ラムネ乱用増 若者狙い相次ぐ

近年、ラムネの乱用に走る若者が増えている――
これは昨日、近畿ラムネ取締部によって京都府の大学生の家から押収されたラムネ錠剤だ。末端価格80円ほどであると推測されている。
「脳が冴える」「受験前に」こういった誘い文句に乗り、若者にラムネの購入を勧める手口が後をたたない。

「(ラムネを)服用するとね、口の中がスーッてなって。さわやかになるんです。その感覚がやめられなくってね、もう」

ラムネ中毒の経験を持つ大阪府の20代男性は、ラムネ乱用時の記憶をこう語る。

近年、若者に向けラムネ錠剤のデザインは親しみやすいものへと変化を遂げている。爽やかそうな色のパッケージや、カラフルなものまで多種多様である。

「売り手も若者にリーチするためにあらゆる手を使ってきますから」そう話すのは、近畿ラムネ取締部の奥田取締官だ。

「最近では切羽詰まった受験生に近寄って、覚醒作用があると勧める事例が多くありますが、安易に乗ってはいけないですね」

ラムネ乱用の被害は年々増加傾向である。乱用防止に向け、適切な教育を行っていくべきだ。

ラムネおいちい